息子と娘がガーリック味のナナチキを食べたいと言って、じぃじが買ってくれた。
だけど、袋を開けて食べ始めたら、息子のチキンはガーリック味じゃなかった。
じぃじが間違えて買ってしまったらしい。
息子が涙目になって「もういらない」と言ったので、じぃじは別のセブンにハシゴしてくれたのだけど、そこではガーリック味は売っていなかった。
「もういいよね、普通の味で我慢しな」
と私は言ったけど、結局じぃじがもう一軒別のセブンに行ってくれて、息子はガーリック味のナナチキを食べることができた。
この出来事の後、
「帰る時間も迫ってたのにどうしてそこまでしてくれたの?」
とじぃじに聞いたら、
「愛情」
とのことだった。
そのことを息子に伝えるとめちゃくちゃうれしそうな顔をしていた。
私は「わがままはいけない」と思う傾向があるので自分の子どもを我慢させがちになってしまう。だけど、子どもが自分の思いを主張してそれを尊重してあげるって一番の愛情だ。
それは子どもの「わがまま」ではなくて「自己主張」だ。
子どもが甘えてきたら素直に甘えさせてあげてもいいんだと思わせてくれた出来事だった。